弥生時代のヒトとイヌの暮らし弥生時代のヒトとイヌの暮らし

 

 

エルクを襲うオオカミエルクを襲うオオカミ

 

 

 

 

  

 

 

リビアヤマネコリビアヤマネコ

ヒトはどうしてペットを飼うのでしょうか?

イヌの家畜化を証明するもっとも古い遺跡が発掘されたのはイスラエル北部。1万4千年前とされる狩猟民族の墳墓には、人骨といっしょに若いイヌが骨格をそのままに発見されました。不思議なのは墓の主の片手が、傍らにあるイヌの亡骸のうえにそっと置かれていたことでした。

ネコの家畜化はエジプトで5千年前から始まったとされています。19世紀末、バステト神殿では数十万体ものネコのミイラが発見されています。

狩猟犬や番犬、あるいはネズミから穀物を守るネコの存在。人の経済行為を助ける目的で家畜化された動物は、やがて飼い主との絆を強めペットと呼ばれるようになりました。ヒトとペットとの心の交流は、太古の遺跡が示唆するように経済や生存を超えた人間の欲求を満たすもののように感じられます。

飼い始めたその日からペットは心の絆を求め、いっぽう飼い主はそれに応えてやろうとします。深い信頼で結ばれたヒトとペットは、まさしく家族のような存在ではないでしょうか。